2010/09/24

アラーキー センチメンタルな夏。

昨日、たまったまNHKであってた、
アラーキーを追っかけた、密着ドキュメントを見た。

彼がガンだなんて知らなかった・・・。

彼は写真家なんだけど、
彼の撮る写真は、人間くささ、生や性が滲み出ていて、好き。

ヌード写真家のイメージが強かったんだけど、
このドキュメントを見て、イメージが変わったな。

彼が密着中に発言した言葉に、すごくドキッとさせられたんだ。

病気になってからは、室内での撮影が多かったんだけど、
ある日、東京の街へ写真を撮りに行くの。
あっち行って、こっち行って、街並みや人や猫を撮る。
そんな中でのスタッフとのやり取り。
アラーキー 「人混みへ行く。人混みへ行って、孤独感が撮りたい。」
スタッフ      「孤独感?」
アラーキー 「人混みにいると、孤独感、感じるだろ?説明させるなよ!」

最愛の家族を先に失い、死と向き合いながら、なおも写真を撮る彼。
「死んでも棺おけの中から写真撮ってやるよ。」
きっとすごく繊細な人なんだろうな。
だから、こんなにも心に響く写真が撮れるんだろうな。

すっかり秋らしくなったここ数日、
あたしもちょっとだけ、センチメンタル。

秋風。

夕暮れ、窓から入る風が気持ちよくて、「あ~、秋だなぁ~」っと、しみじみ夏を振り返る。
この夏は、いろいろなところへ行った。いろいろなことを感じ、想い、願った。
自分の幸せやしたいこと、本気で考えた。
だから、あっという間に夏が終わっていった・・・。


7月、ヨガ友達のyukaさんのお誘いで、初めて五島へ行った。


日本にもこんなに綺麗な海があることを、初めて知った。
五島、大好きな場所となった!また来年も絶対に行こう。

それから、毎週行われている百道浜でのBeach YOGAへ行ったり、
のこの島であったイベントでのBeach YOGAへ行ったり、
7月はYOGA三昧しました。

8月に入ってからは、YOGA仲間と糸島でBBQをした。
有名なカキ氷も食べに行ったし、二見ヶ浦の海にも行った。


こんなに海へ行った夏は初めてでした。
日焼けもいっぱいして、今年は人生で一番黒かった。笑

お盆、一つのBIG NEWSが舞い込み、8月末、東京へチャレンジしに行った。


いろんな人にあった。いろんな人の、いろんな経験や想いを聞いた。
自分は今まで、ちょっと特殊な経験をした、変わった人間だと思ってた。
けど、案外、普通だということを知ったし、
自分の願い、悩み、葛藤、苦しみ、シガラミ・・・。
みんな、同じような想いを抱えているということを知った。

年々、世界が広がってゆく。
それは、自分の内外、どちらにもいえること。
小さなことにとらわれ、縛られ、トラウマと感じていた数年前。
でも、世界は広かった。
いろんな人がいて、人種があって、国があって、気持ちがあって・・・。
知ったところで、抱えているものは変わらない。
だけど、気持ちの持ちようは変わってきた。

一つ一つの出来事が、明日へ繋がっていく。
そんなことを考える、秋の始まりです。