2011/07/11

「ありがとう」

カナダに来て7週間が経ちました。
毎日、あっという間に過ぎて行ってしまいます。

日々、思うこと、考えることもたくさんで、
この間、一人お部屋でボーっとしてたら、思わず涙がポロポロ。
私の人生、まだたったの24年だけど、いろいろあった。
こんなに幸せな時が来るなんて想像できない時もあった。
正直、毎日、死に方、死に場所しか考えられない時もあった。
でも今は、そんな「時」が今の私をつくっているんだなと思うと、
そんな過去でも、すこし感謝出来るようになってきた。
きっと、そんな「時」を過ごしてなければ、
カナダへも来てなかったかもしれないから。

こっちに来てから、今までと違う面での親のありがたみを感じられた。
ホストママとも話してたんだけどね、
私、生活上で困ることってあまりないんだよね。
それって当たり前じゃなくて、親のおかげなんだよね。
我家は年子で、姉の私は何でも一人でしなくちゃいけなくてね。
とにかく母親は私に対して本当に厳しかった。
「リンゴ食べたい」って言ったら、リンゴと包丁が出てきたり、
お手伝いお願いされて手伝ったら、やり方が違う!と怒られたり・・・。
今ではよく母親との笑い話にしてますが、
当時はそれが幼心には痛くて、よく一人ベッドで泣いてたの。
でも、そのおかげでカナダでも難なく生活できてるし、
ホストママも「美穂ならいつでも来ていいよ!」って、言ってくれてる。

自由にやりたいことをさせてくれてることにも感謝で、
ふらふらあちこち行って、やりたい放題してるけど、
心配しつつも「やりたいことはやりなさい」って言ってくれる。

こっちに来てから、自分からは全然連絡してなくて、
今日、「たまには連絡してください」ってメールが来てたんだけど、
「出来ればもう少し長くこっちで生活したいと思ってる」と伝えたら、
「若い時に、したい事を沢山して、永い人生を後悔がないように設計して下さい。」
そう言ってくれてね、つくづく、この親の許に生まれてきてよかったと思った。

永い人生ですが、そう思ってたらきっとあっという間なんだと思う。
後悔は取り戻せないから、毎日全力で笑って生きたいな。

日本語の「ありがとう」の語源は「有難し」、
「この世に有るのが難しい」ことに対しての言葉だったんだって。
私、この言葉が大好きです。ありがとう。